ロルフィングスペース
Sense of Gravity

ロルフィングのワークルームの室内
↑ 地図はここをClick ↑


<恵比寿ワークルーム>
渋谷区恵比寿1-13-10-606

■Mobile Phone
(ご予約&お問合せ)
080-4162-7653
■E-mail
rolfing@mbk.nifty.com
代表責任者 扇谷孝太郎

★ セッション中は留守電になっています。メッセージを入れていただければ、後ほどこちらからご連絡させていただきます。

★ 姉妹サイト ★

Rolfing流
快適&綺麗ウォーキング

快適に綺麗に歩くためには、からだへの気づきを深め、バランスを整えることが大切です。ロルフィングののエッセンスを使って、歩く技術を洗練しましょう!

■ ロルフィングのメカニズム ■


からだと重力の調和

タマゴをテーブルに立てることを想像してください。重心がぴたっと決まってバランスがとれたとき、手をはなしてもタマゴは一人で立っています。このとき地球の中心からタマゴと床の接している点を通って、空に向かって伸ばした一本の線をタマゴの重心線といいます。

人間の身体は頭〜足までの各パーツが、この重心線に沿って垂直に並んでいるときに、もっとも少ないチカラで立つことができます。ちょうどタマゴが手を離しても立っていられるように。

歪んだ姿勢のパターン

ただし、タマゴはこの重心線から少しでも傾くと倒れてしまいますが、人間は違います。倒れないように、あちこちの筋肉を緊張させて、足を踏ん張ったり、頭や肩の位置をずらしたり、骨盤を傾けたりひねったりして、ヤジロベエのようにバランスをとろうとします(図A〜D)。そしてその姿勢のまま長く生活しているうちに、その緊張した状態が当たり前になってしまうのです。これが姿勢や体形の歪みを生みます。

身体がバランスを崩す原因は、精神的なストレスや、ケガや病気だけではありません。いつも偏った動作を続けていると、筋肉が偏った緊張のまま固まったいきます。より正確に言うと、筋肉を包む筋膜や靭帯、腱などの結合組織のネットワークが偏ったバランスで固まっていきます。

ロルフィングは、この結合組織のネットワークのバランスを再調整して、身体の各パーツをより重心線に近い位置へと戻していき、身体が本来もっているバランスを回復します。また、アンバランスを生む原因になった動作の偏りを修正し、新しいバランスを維持しながら効率よく動けるように調整していきます。

こうして、身体は重力との調和を取り戻すことができるのです。

結合組織と動作パターンへの同時アプローチ

ロルフィングのセッションでは、骨をバキバキ鳴らしたり、ツボをギュウギュウ押したりはしません。手や肘を使って、主に筋肉を包んでいる筋膜という組織をはじめ靱帯、腱などの「結合組織」を優しく押し伸ばしていきます(※1)。ときには、クライアントに簡単な動作をしてもらいながら、その動作を妨げている部分の結合組織に働きかけます。それによって、筋膜や筋肉の柔軟性を回復し、その部分をよりリラックスした状態で動かす感覚を身体に教えていきます。

※1  現在、わたくし(扇谷)のセッションでは、押し伸ばすような圧力は使わず、ほとんど触れているだけのようなタッチで、目に見えないほどの微細な組織の自律運動(motility)に働きかける技術を使います。それによって、身体そのものの知性(インテリジェンス)が目覚め、より自立的な変化のプロセスが始まることをサポートします。

筋膜を延ばす手技

いわゆるマッサージを繰り返し受けても、しばらくするとまたもとの凝った状態に戻ってしまうのは、身体の動かし方が悪いからです。せっかく得られた柔軟性も、以前と同じ非効率な動かし方を続けていれば、再び固くなってしまいます。

結合組織のバランスと、動作パターンの双方に働きかけることで、快適な状態を長期にわたって持続させ、向上させていくことができるのです。

筋膜(結合組織)とは?

筋膜は主に水とコラーゲンでできていて、ゼリーのように柔らかく弾力のある組織です。あまり聞きなれないことばですが、筋膜はからだの構造を支える大切な組織です。

筋膜は薄い膜状で、大きさも厚さもさまざまです。筋肉繊維一本一本を包むほど小さくて薄いものもあれば、筋肉や内臓、骨などを包むものもあります。大きなものは、全身をボディーストッキングのように包んでいます。筋膜は中身を保護したり、潤滑剤の役割をしたりしていますが、とくに重要なのは、包んでいるものの形や位置を決めていることです。

各部の筋膜がどのくらいの弾力をもっているか、どのくらいの張り具合か。それによって、筋肉の柔軟性が変化し、姿勢に影響を与えています。からだの中の構造を決定しているので、呼吸器官や消化器官などのように、筋膜を「構造の器官」と呼ぶこともあります。

老化は筋膜の衰えから

筋膜は、ゼリーのように柔軟です。しかし、以下のようなことがあると、水分を失い、老廃物が溜まっていきます。その結果、萎縮してカタくなったり、隣り合った筋膜同士が癒着したりします。

  • ケガや手術のような物理的な外的ストレス
  • 不安、イライラ、怒りなどの感情的、精神的ストレス
  • 偏った動作や姿勢による慢性的な筋肉へのストレス

筋膜が萎縮すると、それに包まれている筋肉も短くカタくなり、動きが悪くなります。これはいわゆる「コリ」の原因です。しかも、一部分が萎縮しても、結局はそこに引っ張られてからだ全体の筋膜バランスが狂い、姿勢のゆがみを生みます。

全身の筋膜が水分を失い、からだが柔軟性を失っていくことを、「老化」と呼ぶこともできます。ロルフィングによって筋膜の柔軟性を回復することで、からだは若返るのです。

筋膜のネットワーク

筋膜システムは一枚の布に例えられる

すべての筋膜は幾重にも重なりあい、つながり合って一つの大きなネットワークを形作っています。  それは、ピンと張った一枚の布に例えられます。もし布の端にシワがよったら、それは同時に布全体の張り具合に影響を与えます。

足首の捻挫やケガによって、そこの筋膜がカタくなり、シワのよった状態になってしまうと、隣り合った筋膜が引っ張られ、その影響は時間とともに膝、腰、背中、首へと広がっていきます。

そのため、頭痛の原因が実は足首にあったり、右肩の痛みが左足の捻挫のせいだったり…ということが起きてきます。  そういう場合には、症状として障害の表れた部分だけを改善するという方法では、障害の真の原因にたどり着くことはできません。ロルフィングが、個別の障害を追い回すのではなく、あくまでもからだ全体のつながりを大切にするのはそのためです。

<<戻る  ↑このページの先頭へ↑  次へ>>

   

 

このサイトへのリンクはご自由にどうぞ。
Rolfing®(ロルフィング)はRolf Instituteの登録商標です。
このサイトに関する著作権は作者が有します。
ここに記載された内容の無断転載・改変はお断りします。