【After】
セッションの内容
首〜肩甲骨周辺と背中の筋肉群へのワークと、演奏姿勢に対するムーブメントワークを行った。
【ポジションの変化】
○アゴと肩でバイオリンを挟みつけるのではなく、バイオリンを鎖骨に乗せ、頭の重さを素直に乗せるだけで固定できる高さと位置に「アゴ乗せ」を調節した。
○バイオリンを構えたとき、胴体を左にひねらず、胸を常に正面に向け、背中をリラックスさせた。左肩甲骨の内側が痛むのは、上体のひねりによって背中を緊張させていたことが大きな原因だった。
○頭を傾けてバイオリンの上に乗せるとき、頭蓋骨と首の境目付近(頚椎1番付近、一番痛みがあるところ)を緊張させない。頭を動かすときにコア(身体の中心)から動くようにして、首に対する負担を少なくした。
【演奏動作の変化】
○バイオリンを支えたり、弓や弦を動かすときは、腕ではなく、肩甲骨から動かすイメージで動かす。背中で弾く意識をもち、背中→腰→脚→足の裏へと意識をつなげていくと、床からのサポートを感じながら安定して動かすことができるようになった。
○腕の動きは、肩の上側の筋肉ではなく、下側(小指から脇の下へつながるライン)を使うことで、肩や首スジへの負担が減少した。
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